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◆日時:6月9日(金)14時から
◆場所:京都大学人文科学研究所本館1階 セミナー室1
◆報告:奈良岡聰智
◆タイトル:「八月の砲声」のこだま-第一次世界大戦勃発時の在ヨーロッパ日本人


【概要】
報告者は、拙著『「八月の砲声」を聞いた日本人』(千倉書房、2014年)において、第
一次世界大戦勃発時にドイツに在住していた日本人が大戦をどのように捉えたのか、ど
のような経緯で強制退去や抑留といった経験をすることになったのかを明らかにした。
本報告では、考察対象をさらに拡げ、当時ヨーロッパ諸国に在住していた日本人の多様な大戦経験について検討する。特に、勝田主計(ロンドン)、藤田嗣治(パリ)、小野
寺直助(ブタペスト)らの動向に焦点を当て、大戦中・前後のヨーロッパにおける日本
人の移動・生活の一端について考察してみたい。

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