日時：

2015年6月13日（土）14:00〜

 

場所：

京都大学人文科学研究所本館　4階大会議室

 

報告者：

木畑洋一

 

報告タイトル：
現代世界史への視点：「長い二〇世紀」論とその周辺

概要：
報告者は昨年上梓した『長い二〇世紀』（岩波新書）において、一八七〇年代から一九九〇年代初めまでを、帝国主義世界体制の形成、再編、解体の一連の過程としてとらえるという現代世界史像を示してみた。そこで力点を置いたのは、帝国支配における暴力的契機とその影響、二つの世界大戦像、戦後世界における脱植民地化の位置などである。本報告においては、この世界史像を改めて提示するとともに、著書では十分取り上げることができなかった点（時代区分、社会主義論・ファシズム論など）について論じてみたい。